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お散歩カメラ

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Canon EOS 30D + EF 135mm F2L USMで撮影。

お散歩カメラというと、デジタルカメラを常用する以前、僕にとってはCONTAX T3でした。ボディの質感、携帯性、そして持つ悦び。もちろん、それから得られる写真も非常に満足のいく描写性能を持ち合わせていました。デジタルカメラを常用するようになると、お散歩カメラは年を経る毎に変化していくことになります。技術進歩にはめざましいものがあり、どんどん自分にとって必要な機能および性能が実現可能になってきたからです。

デジタルカメラ自体は、結構初期の頃から使っていました。初めて買ったデジタルカメラ、実はAppleのQuick Take 150だったりします。残念ながら当時のデジタルカメラで得られる写真は銀塩フィルムカメラで得られるそれには程遠く、デジタルカメラで写真を撮影する楽しさ、そしてある種自分のセンスに気づいた僕は、銀塩フィルムカメラが創り出す写真にのめり込んでいくことになります。

LOMO LC-A、CONTAX Ariaを使っていました。休日のお散歩はもちろん、通勤時も常に携帯し撮影を楽しんでいたのですが、一眼レフであるAriaは十分小さいとはいえ、レンズとの組み合わせによってはかさばります。その頃にはLOMO LC-Aは写真の質的に役不足で、その描写が必要な時は限られてきていました。そんな中、得られる写真の質と携帯性を兼ね備えた、いわゆる高級コンパクト機に興味が湧き、タイミング良く発売されたのがCONTAX T3だったのです。

自分が銀塩フィルムカメラでお散歩写真を楽しんでいる裏で、デジタルカメラはもの凄い勢いで進化していました。ウェブとの相性から当時もデジタルカメラを年々買い換えて使ってはいましたが、あくまで使用用途は「記録」でしかなく、「作品」を創り出すカメラとしては捉えていませんでした。ところが、遂にデジタル一眼レフが手の届く範囲に出現したのです。銀塩フィルムカメラのために揃えたレンズも流用しやすいということで手に入れたのがCanon EOS Rebel(Kiss) Digital。ここからです、デジタルカメラを常用するようになったのは。

前置きが長くなりましたが、銀塩フィルムカメラの時に直面した問題にデジタルカメラ常用時代でも直面することになりました、少し形を変えて。そう、お散歩カメラとして、コンパクトでは画質的に満足できないが、一眼レフでは携帯性で満足できない。そして、欲をいえば、持つ悦びを感じさせてくれるものはないのだろうか?そう思ってる時にOlympus PEN E-P1が発売され、いろいろ悩んだあげくに購入しました。

購入ポイントは、

  • 一眼レフより小さい。ポケットに入るところまでは求めない。
  • レンズ交換が可能。
  • 最低限の描写性能(一般人が見て十分綺麗と感じる程度)。

ここまではありきたりなポイントですが、自分にとっては次の条件が重要。

  • 眼鏡着用時でも撮影しやすい。

最近、コンタクトレンズから眼鏡に変え、ファインダーを覗いての撮影が不快に思うようになってきました。「写真撮影に出掛ける時はコンタクトレンズ装着」みたいな流れになり、お散歩カメラとして一眼レフを選択する機会が減り、比較的持ち出すことが多かったGR Digitalも換算28mm相当の単焦点レンズということで、撮影の幅が限られる。

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お散歩カメラとして左から、Canon EOS 30D + EF 17-40mm F4L USM、Olympus PEN E-P1 + M.Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6、GR Digital。(Canon EOS Rebel Digital + EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMで撮影)

フラッシュを焚くことはほとんどないし、E-P1は自分にとって、まさに究極のお散歩カメラと言えるかもしれません。そんなE-P1を持って早速散歩に出てみました。

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レンズ交換できることを購入のポイントに挙げながら、現時点では標準ズームレンズ一本しか持っていません。なので、ここに掲載しているE-P1による写真は全てM.Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6によるものです。パンケーキレンズM.Zuiko Digital 17mm F2.8は数日後に入手できる見込みなので、後日別エントリーとして、その作例をあげるかもしれません。手持ちのカールツァイスレンズをマウントアダプタを介して装着できるようで、そちらにも大いに興味があります。マウントアダプタも将来的には揃えたいですね。

撮影スタイルは完全にコンパクトデジカメと同じです。背面液晶を見て、露出、ピント、構図を決めます。人それぞれ手のひらの大きさ、指の長さ、安定したカメラ本体の持ち方は違うと思いますが、自分の場合、比較的すぐに見つけることができました。ホールド感に関しては問題ないです。各種ダイヤルも特に回しにくいとか誤作動させてしまうことはなかったです。

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個人的に気になったのは「シャッターボタン半押ししたつもりが、全押ししてしまった」ということがよくありました。そのほとんどの場合はスピードを必要とされる撮影、つまり動体の撮影ですね。こういう時は露出や構図も狙ったとおりにいかない場合が多いので、許容範囲かなと思っています。それと背面液晶が汚れやすく、その汚れが落ちにくい気がします。撮影時は問題ないです。バックライトを落とした時、完全に電源を落とした時に少し気になる程度。心配な人は保護フィルムを貼れば良いでしょう。汚れついでに、本体(シルバー)が指紋でべたべたになるかなーと思ってはいましたが、今のところ全くそうはなりませんね。これはかなりポイント高いかも。お散歩撮影のみならず、気分良く撮影するためにも大切な要素かもしれません。

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光学ファインダーが付いていないことで、撮影時は背面液晶を見ることになりますが、これは同時に、被撮影者からは撮影者の表情が見えることになります。一眼レフでファインダー越しにレンズを向けられると、威圧感というか狙われてる感を感じることがあります。不思議なことに、同じファインダー越しでもウエストレベルファインダーだと、その感じが薄れる場合が多かったりします(もちろん人によると思うけど)。それと同じ効果が働くかどうかは定かではありませんが、光学ファインダーが付いていない、あるいは使わなくても撮影できることがお散歩カメラとしては利点があると思います。「カメラマンに狙われている」と「一般人がただ写真撮ってる」という受け取り側の感覚の違いは結構大きいのかなと。

それからライブビューによるマニュアルフォーカスというものを初めて経験しました。倍率が7倍から始まるようで、これはちょっと使いづらいなと思いました。もう少し低倍率も選べるようにしてほしかった。もっとも基本的には三脚使用を前提とした機能だとは思うんですが、低倍率が必要なシチュエーションもあるんじゃないかと思います。それにレンズのピントリングがデジタル制御になっていて、物理的な制御ではありません。つまり、いくら回しても終わりがない。あくまで背面液晶を覗きながらぐるぐる右へ左へ回すことになります。ピントの山を掴むのに結構時間が掛かります。

約200枚の写真(RAW)、4分ほどの動画(HD)を1本撮影してバッテリー残量警告表示が赤くなりました。警告レベルは変更できるようですが、デフォルト設定のままです。お散歩カメラとしては十分ですが、一般のデジタル一眼レフに採用されているバッテリーと比較すると、少し頼りない気がします。

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オリンパスのカメラは今回が初めての購入になります。メニュー周りの操作性は他社製品とそんなに変わりません(キヤノン、リコー、コダックなどの使用経験有り)。特に戸惑うことはありませんでした。ただ、説明書を開かないと理解できない設定項目もありましたね。基本的にソフトウェア系に関する説明書を読まない(説明書を読ませるのはデザイン的に欠陥があると信じている)というこだわりを持ってたりします。また、オリンパスのデジタルカメラというと、採用記憶媒体(xD)が一般的ではないというイメージがありました。それがこのE-P1に関してはSDHC採用ということで、これが無かったら恐らく購入していなかったと思います。

今回の撮影では、特に暗所におけるテスト、高感度テストはしていません。F値の大きい、暗いズームレンズということもあり、最初から考えていませんでした。近日中に手に入る17mm F2.8が楽しみです。既にあがっているレビューも読んではみましたが、恐らく自分の使い方、求める絵的には問題ないだろうと踏んでいます。

それから、E-P1にはアートフィルタや、それを使ったHD動画撮影などの機能も備わっていますが、そちらの方はまだじっくり試していません。お散歩カメラということで、効果が有効な場面で積極的に使っていこうとは思っていますが、今回は見送りです。

最後に、このカメラは万能なカメラではなく、それに入門用のカメラでもないと思います。なので、どういう用途で使うのかハッキリしてない限り、実際に写真撮影で活躍するカメラにはなり得ないと思います。話題性、ファッション性などで取り上げられることが多いカメラだとは思いますが、その辺を理解した上で当ブログエントリーを購入の参考にして頂ければ幸いです。

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Canon EOS 30D + EF-S 60mm F2.8 Macro USMで撮影。

投稿者: Junnn

2009年7月26日(日曜日) に 20:08

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