[iPhone] CalcPad – 理想の割り勘電卓
iPhoneアプリで「これだけは欲しいものがない」と思っていたものの中に、「割り勘」に関する計算アプリがあります。
自分の求める理想の割り勘アプリは、「チップを考慮」「単純に人数割りではなく、重みのついた人数割り」。この二つさえ満たせばいいのですが、「重みのついた人数割り」の部分をスマートに実現しているアプリがありませんでした。
例えば居酒屋での会計を、7人で割り勘するとします。3人はお酒をみんなよりもたくさん飲み、2人は途中から参加したなどの理由で、支払い金額的に3グループなどに分かれる場合が出てきます。
ここを考慮した計算に重点を置いたアプリがなく、当然「自分で作っちゃえ!」という結論には至っていたのですが、いいUIデザインが思いつかず、開発を始めるまでに至っておりませんでした。しかも割り勘専用アプリってのは中途半端だなぁという思いもあり、普段は普通の電卓として活用できるものがいいという考えもありました。
実際に割り勘をする度に、手持ちのiPhoneが全く役に立たないと思うと、なんとかいいデザインを考えて、このアプリを完成させたい!という気持ちになりましたが、残念ながら実現には至りませんでした。
そんな中、たまたま関数電卓アプリを探している時にみつけた電卓アプリの外観デザインを見た時に、「これはひょっとして、自分が探し求めていたものでは!?」と思い、仮に違ってもこの電卓は使いやすそうという理由で思い切って購入。そして試してみたところ、まさにドンピシャでした。というわけで、早速そのアプリ、「CalcPad」の紹介です。色んな使い方が出来ると思いますが、ここではあくまで「割り勘電卓」として紹介します。

冒頭に挙げた例をそのまま使いましょう。
今、居酒屋で7人による割り勘を計算します。ただし、支払金額は3グループに分かれるとします。
- たくさん飲んだので、他の人より多く払う3人
- 平均的に飲んで食べて最初から参加した2人
- 遅く参加したので、他の人より少なく払う2人
合計請求金額は、$357.15。ただし、僕が住んでいるバンクーバーでは、飲食において一般的に10%のチップを払うので、実際の支払いは約$392となります。そしてここまでは普通の電卓と同様に、簡単に計算できます(上の写真左)。そしてまず単純に人数で割った結果が上の写真右になります。
この時点では1人約$56払う計算になります。
まず、3グループとも1人$56払うと仮定して、先に計算式を入力してしまいます。

このスクリーンショットの左側にその結果が、一見複雑そうに表示されていますが、実際入力したのは、「56×3=56×2=56×2=」だけです。これだけで、それぞれのグループの加算された小計(一旦個別の小計を出すことも可能ですが、ここでは割愛します。やり方は実際に操作するとすぐ理解できます。)と合計金額が、レシートのように表示されます。
そして、ここからがこのアプリの肝です。

後から好きなようにエディットできるので、一番上のグループの金額を他より多めに、一番下のグループの金額を他より少なめに変更し、かつ、合計金額は元の$392を保つように試行錯誤します。

試行錯誤というと、スマートな感じはしませんが、凝ったUIを考えて複雑にしてしまうより、こちらの方が直感的に、しかも速く答えに到達できる気がします。

結果出力スクリーンはいつでも好きなようにスクロールして見渡せるので、最初に計算した合計金額を参照するのは簡単です。そして数値や式はいつでも変更できるので、チップの料を変えたり、人数を変えたり、直感的に各々の支払金額を決定することが可能です。
アプリ制作者の本来の意図はわかりませんが、なんとなくこうした使い方を想定していたと思われるデザインと割り切ったシンプル機能。日常生活でちょっとした計算、しかも普通の電卓では紙とペン、あるいは賢い頭脳との共用が必要とされる計算で、このアプリは非常に強力なツールとなるのではないでしょうか。
Calc Pad Smart Calculator
カテゴリー:ユーティリティ
450円




